関西地区は7月25日〜26日、関東地区は8月1日〜2日、全社保育イベントのお泊りキャンプに、たくさんのご参加を頂き、ありがとうございました。関西・関東合わせて約200名のお子様にご参加頂き、このキャンプに私も同行致しました。
当社は、自然体験を非常に重要な保育のテーマと考えています。「都市型保育園」という名称も、都市に住むからこそ自然の体験をたくさんできるように
したいという考え方から来ています。当社のような民間の保育園では、このような大型イベントは経費的にも人員的にも容易ではないのですが、今後もたくさん
の自然体験が出来る保育やイベントを行っていこうと考えています。
又、今回は集合場所の表記・連絡に不手際等もあり、保護者の皆様にもご迷惑をおかけ致しました。この場を借りてお詫び申し上げます。アンケート等で皆様か
ら頂戴致しましたご意見は、今後の参考にさせていただきます。尚、一部ではありますが、後段でご意見に対するご説明もさせていただきます。
私としまして、子どもたちは今回のキャンプをとても楽しんでくれたと感じています。最初は緊張してかしこまっていた子どもたちも、段々慣れてくる
と、やんちゃ坊主に変身です。ある意味、非常に自然な子どもの姿だと思いました。私たちも日常と違う環境で子どもたちに接すると、子どもたちのいつもと違
う一面が非常に興味深く感じ取れ、今後の保育を行う上でとてもいい「発見」ができたと思います。
そのようなたくさんの「発見」の中で、「子育ては難しいな・・・」と感じた一つの事例を紹介します。
ある男の子が、他の子どもたちとも楽しく遊んでいたのですが、スタッフにじゃれてくるようになり、私とも遊ぶようになりました。その中で、最初は非
常に聞き分けの良かったその子が、慣れてくると段々やんちゃになってきました。時間を追うごとに行動が荒くなり、シャツを引っ張ったり、蹴ったり、叩いた
り。注意しても止めず、どんどんひどくなりました。そこで、かなり厳しく叱り、怒りもしました。「いい加減にしなさい!」と押さえたところ、あまり私の腕
を強く引っ張るので、力ずくで引き離した瞬間、私の腕がその子の体に当たり、叩いてしまう格好になってしまいました。その子はその途端、走ってどこかに
行ってしまいました。ちょっと叱りすぎたかな、とも感じましたが、その後その子がどう行動するのか、様子を見ていました。10分くらいすると、その子は私
のところに戻ってきて、椅子に座っていた私の膝の間に入り、今度は機嫌よく話を始めたのです。私は、あらためて「あんなことしたら駄目。お母さんにも怒ら
れるでしょ!?」と言うと、「怒られない」と。「え?あんなことしたら怒られるでしょ。本当に怒られない?」「ううん...怒られない。.........。でも...、怒ら
れた方が楽だよ...。」とポツリ。
一時期、保育の世界でも、「子どもは褒めて育てましょう」とか、「子どもは怒ってはいけない」という考え方が広まりましたが、私は単純にそうは思いませ
ん。「叱る」と言うのは理屈を言って聞かせる事です。ものの考え方を教えるには必用な事です。しかし、「怒る」と言う事も必要だと考えます。例えば、子ど
もが人として、してはいけない事をした場合、親として「叱る」ことで子どもは理屈は分りますが、本気になって「怒る」ことで、それは「まだ本当の理屈は分
らないけど、とにかく駄目な事なんだ。お父さんお母さんを悲しませる事なんだ...。」と、心で受け入れてくれると思います。それが、本当のその子の価値観と
なって体にしみこむのだと思います。よくないのは、理屈に合わないのに怒ること、自分勝手な感情だけで怒ることだと思います。人は失礼な事をされたら怒る
のが普通の感情であり、人とはそういうものであると言う事を教える事も必要だと思います。
幼児教育の世界でも、子育てやしつけに対しての理屈だけが先行した考え方があるように思います。大事なのは、真剣にその子の事を考えているかどうか、真剣
に子どもに関われば、その子はそれを受け入れるでしょう。何故なら子どもは純粋であり、難しい言葉を理解も出来ないし、使えもしない。だから、理屈を言葉
で理解しようとしているのではなく、五感で愛情や真剣さを感じ取る生き物だと思うのです。真剣に愛情を持って怒るのは、決していけないことではないと考え
ます。
最後に、今回のキャンプで、ポポラーの会員様から、「出発の待ち合わせ場所を各園にして欲しい」というご意見が多くありましたので、その点に関連することについてご説明申し上げます。
認可保育園や幼稚園では、園が集合の起点になりますが、当社の場合は、各園合同で行わなければ経費的な点とスタッフ配置の点で実施できないと言う現実があ
ります。また、ポポラーは民間の保育サービス施設ですので、キャンプだからといって「休園」にはできません。必然的に、キャンプに同行するスタッフも「い
つもの先生」とはならず、各園から選抜されたスタッフと本部スタッフが同行することになります。今回は各地区100名程度にスタッフが約25名同行しまし
た。1園あたりの参加児童は多いところで10名弱、少ない園で1、2名です。各園を起点にすると、バスが全園を回るのに6時間以上かかります。又、スタッ
フが送迎するとなると、100名ほどのスタッフが必要になってきます。もし、バスの台数を増やしたとすると、参加費が2倍3倍に跳ね上がり高くなってしま
います。本来、当社としても出来るだけ近隣で集合できるようにしたいと思っていますが、 これを実現するには、園の拠点数を今の4倍ほどにすることです。
勿論、園の数が少なかった時代は、キャンプ自体の開催が出来ませんでした。
キャンプ当日も園を通常通り運営する事、少人数では開催できない事、その結果合同での開催となる事、コスト的にバスを余分に確保できない事、などをご理解
いただいてご容赦くださいますようお願い申し上げます。ただ、今後も皆様のご負担のないように工夫していきたいと真剣に考えておりますので、是非、今後に
ご期待くださいますよう併せて、お願い申し上げます。
たくさんのご参加、誠にありがとうございました。
株式会社 タスク・フォース
代表取締役 西山 悟